あやおり子のゼンぶっく

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梅流しより怖いもの

Youtubeでしゃぶしゃぶのレシピを調べていたら、「梅流し風しゃぶしゃぶ」を作っている人がいて、私はそこで梅流しを初めて知った。

梅流しとは、本来断食の最終日に食べるレシピになり、大根と昆布出汁と梅干しのスープである。

私「あら。シンプルで手軽に作れるじゃん。しかも、すぐにシナシナになっちゃう大根も消費できて最高!!」

そう思い、Google検索で調べてみたら、「梅流し 危険性」と表示された。

はて?普通のお味噌汁なのに、どうしてこんなに危険なのだろうか。

そう疑問に思いはじめて作り始めた梅流しだったが、梅流しの本当の危険性がわかったのは、作り始めたあとだった。

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私はGoogleで「梅流し レシピ」で調べ、メジャーなレシピサイトである、デリッシュキッチンに掲載されているレシピを参考に作ることにした。

https://delishkitchen.tv/recipes/541252577438728615

  • 大根1/2本(600g)
  • 梅干し3個
  • 和風顆粒だし小さじ1/2
  • みそ大さじ1
  • 水1200cc ← は??????

味噌汁は普通、1人あたり200cc〜250ccである。

その量と比べたら、明らかに1200ccは多すぎる。400ccで作ることにしよう。

改めて見返すと、大根の1/2本もお味噌汁にしてはかなりの量だ。

ふと冷蔵庫を見ると、味噌が空っぽだった。

私は旦那に声をかけた。

私「ねぇ、梅流しやるのに味噌なくなったから、買いに行ってくれる?」

旦那「え?梅流しに味噌っていらなくない????」

え、どういうこと?と思い、梅流しのレシピを改めて調べてみると、普通味噌は使わないらしい。

そして私は、梅干し1つと昆布だしと大根1/4本で、自家製オリジナル梅流しを作った。

これでも十分しょっぱい。

元のレシピ通りに味噌を入れたら、かなりしょっぱいスープになってただろう。

旦那が味噌入れるのを止めてくれて、本当に助かった。

そのあと色々調べてみたら、本来の梅流しは昆布も乾燥昆布を使うため、世の中に流通している梅流しよりも、かなり塩分が抑えられているらしい。

しかし、ネットでは勘違いが勘違いを呼び、本来の梅流しとは全く異なる梅流しをやっている人が多いらしい。

  1. ダイエットに興味がある人が、梅流しを食べすぎたあとに飲むレシピと勘違いする。
  2. 昆布出汁と梅干しだと味が薄いと感じる人たちが、勝手に味噌を入れたりするアレンジを行う。
  3. それを真似た結果、「塩分で腸を流すのが正しい梅流しだ」と勘違いする人たちが続出
  4. 本来の梅流ししか知らない医者が、「梅流しは問題ない」と断言する動画が拡散。専門家のお墨付きが誤情報を加速させる。
  5. 次第に「塩分がいっぱい入っていれば入っているほど、梅流しは効果あるらしい」と噂が広がる。
  6. 本来の梅流しよりも何倍もしょっぱい、現代の梅流しの完成

つまり、塩分過多で脱水症状を起こしているから、「梅流し 危険性」の検索ワードが出てくるってことじゃん!!!

「塩分が高ければ高いほどいい」なんて絶対に嘘じゃん!!!

なんか、インターネットの暗闇を覗いたような感覚になった。

梅流しは別に危なくなかった。怖かったのはインターネットだった。