あやおり子のゼンぶっく

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世の中は、私の知っているよりも、もっと明るいのかもしれない。

私はこの業界に入ってから8年以上コーダーとして働いてきた。

なぜコーダーかというと、私がどれだけ経験を積んでも、ものすごくダサいデザインになってしまうことがあるからだ。

経験を積むことで、デザインの模写はある程度できるようになりましたが、私が制作すると、なんか違う感じになる。

そんなモヤモヤを抱えながらも、デザインに挑戦しては絶望しての繰り返しをしてきた訳ですが、最近、私がデザインが苦手な理由が判明した。

それは、明度やハイライト感覚が鈍感で、その差分を彩度で誤魔化している私の脳の問題だった。

私の傾向

利用している色が暗い

私のデザインは、とにかく暗い

私が適当に選んだ色を並べると、全体的にちょっと暗めのため、私の意識している色よりも明度を上げることを心がけてる。

また、サイトのメインカラーを変更する場合は、元となるデザインからスポイト機能で色を取って、彩度を変更する手法をとる。

過去に、学校の授業でナスとキュウリの造形を作ったのですが、忠実に再現ができているが色味が全体的に暗く、「腐った野菜」だと笑われたことがあった。

今思うと、この頃から私の傾向が現れていたんだと思う。

ハイライトと明るさの違いがわからない

以前の会社の先輩から、画像を加工した際に「白飛びしている」と指摘されたことがあった。

私は、白飛びとハイライトの違いがよくわからないので、値が極端になってしまうんだと思う。

だから、画像を明るくしたいときはほんのちょっとだけ値を調整するようにしているんだけど、無理に調整すると逆に変な見え方になったり、指摘されやすいので、最終的に値を調整せずに終わることが多い。

私がこれまで所属してきたWEBサイト制作会社では写真を使う頻度が多かったので、この感覚がかなり致命的だなって感じる。

偏頭痛持ちのため、モニターを明るくすると目が疲れやすい

私は偏頭痛持ちのため目が疲れやすいため、モニターの明るさを暗めに設定している。

特に頭痛が発生しているときは画面を見ることすら辛いので、明るさ0%に設定した上に、ホワイトポイントをオンにして、より画面を暗くすることもある。

なので、#FAFAFAのような明度が高すぎる色を使われると、本当に見えない。

最近は明度の違いだけで調整するデザインも多いので、私としては結構辛いところがある。

デザインが得意な人の多くは、画面を明るくして作業する人が多いからか、偏頭痛や光刺激に敏感な状態で作業する経験が少ないのかなって思う。

なお、この件に関しては、もちろんデザイナーにも相談したことがあるけど「モニターの設定変えろ」と言われて終わった。

(私は、WEBサイトなのにユーザーの環境に依存するデザインは変えた方がいいんじゃないのかな、、、とモヤモヤしながら。)

異様なほど筆圧が濃い

私は異様なほど筆圧が濃いので、学生時代には中指にでっかいペンダコがあった。今でも、長時間ペンを握ると、手首に腱鞘炎っぽい違和感を感じる。

私は「手先が不器用で力の入れ方がわからないから」と思い込んでいた。

しかし、実際にはそれだけではなく、明暗・ハイライト感覚が鈍いため、はっきりした線を好んでいたというのもあるのではと思う。

最近、私はiPadを使って勉強をしている。筆圧を強くしなくても濃く書けるため、手首や指への負担が減ったように感じる。

また、下敷きの必要がなく、力を入れなくても濃い文字で書けることに感動している。

私が子どもの頃からタブレットで学習できる環境があれば、筆圧による負担や手書きの苦手意識を軽減できて、もっと勉強が捗ったかも。。。と甘い想像をしてみたりする。

私はデザイナーになったら確実に詰む人間だ。

これらの特徴を踏まえると

  • オシャレ系のデザイン
  • ビビッドでポップなデザイン
  • 写真重視のデザイン

が苦手ということになるので、様々な種類のデザインを作る商業デザインとなると私の特性は結構厳しいように思う。

「UIデザイナーなら大丈夫じゃね?」みたいな感じで挑戦してみた時期もあったけど、UIデザイナーも写真を取り入れてバナー作ることもあるし、ベンチャー企業だとデザイナー1人で相談する相手もいないことも多い。どの道に進んでも、デザイナーであるかぎり、詰むことは確定している。

一方で、ワイヤー制作、デバッグ作業なら問題にならないので、別の方面で活躍できたらいいなと考えている。

世の中は、私の知っているよりも、もっと明るいのかもしれない。

世の中には「色弱」の障害は知られているけど「明暗・ハイライト感覚の鈍さ」に関する障害は聞いたことがない。

おそらく、日常生活では「明暗・ハイライト感覚の鈍さ」に困る環境はあまりないため、今の現代において、私のように苦戦する環境にいる人の方が稀なんだと思う。

最近、3D酔い対策したゲームが発売されたけど、30年前の人が「私は3D酔いする人間だ」なんて自覚してる人はほぼいないと思う。

日常生活に困らない限り、障害として認識されることはないだろう。

また、私とは逆に、明暗・ハイライト感覚が敏感な人もいて、光の表現や色使いが他の人に真似できないと評価されているイラストレーターもいるらしい。

でも、それは別にデザイン以外でも全然あることで、たとえばIQだったらLD(学習障害)の人から、メンサ会員までいるわけじゃん。

だから、 WEBデザイナーは「デザインは才能ではない」と簡単にいう人が多いけど、明度やハイライト感覚が鈍感な私は、努力だけでどうにかなる問題ではないんだよね。

世の中は、私の知っているよりも、もっと明るいのかもしれない。

私は「デザインの才能がなかった」と言っても問題がないよね。って心から叫びたい。